3つの導入タイプから選ぶ|勤怠管理システム徹底比較

勤怠管理
皆さまは自社の勤怠管理業務に満足していますか?
「 働き方改革」を推進するために、勤怠管理システムの導入はもはや必要不可欠となっています。
とはいえ、ルールや考え方、業務形態は千差万別。
数多くある「勤怠管理システム」の中から、自社に最適な製品を見つけることは非常に難しい作業です。
かといって、すべての勤怠管理ベンダーからお話を聞くことは現実的ではありません。
そこで今回は、皆さまが最適な製品にめぐり合えるよう、幾つかの特長に分け、比較してご紹介します。
勤怠管理システムとは?
勤怠管理システムとは、ICカードやPC、スマートフォン、生体認証などを利用して記録、管理を行うことができるシステムです。
導入のメリット一般的に次の3点があげられます。
- なりすましや不正打刻が防止できる
- リアルタイムに出勤状況を把握することができる
- 勤怠データ集計の手間が削減できる
勤怠管理システムは、本人認証を行う仕組みが実装されていることが多く、タイムカードなどに比べると他人が代理で打刻するといった不正がしづらいという利点があります。
さらに、直行直帰、出張、休日出勤といったさまざまな勤務状況の違いにも柔軟に対応し、従業員が国内・国外どこにいてもリアルタイムで勤務状況を把握できます。これに加えて勤怠データの集計はシステムが自動で行ってくれるため、複雑な残業計算や休暇管理などの手間を大幅削減することができます。
結果的に、勤怠管理を担当する従業員の負担を減らすことにもなり、企業や事業所全体のコスト削減にも有効なのです。
勤怠管理システムのトレンドを読み解く
前章では勤怠管理システムの一般的な導入メリットをご説明いたしましたが、社会背景やテクノロジーの変革とともに勤怠管理システムに求められるポイントも変わります。
そのような中、2018年時点の勤怠管理システムのトレンドは次の4点があげられます。
- クラウドサービス
- モバイルデバイス対応
- プッシュ通知
- 多様な働き方に対応した集計
昨今の勤怠管理システムは、クラウドサービスとして提供されることが主流です。
クラウドサービスのメリットは以下の記事にまとめています。
また、適正な労働時間の把握が求められる現在、社外勤務者がモバイルデバイスで勤怠報告ができる機能は、もはや必須といっても過言ではないでしょう。
さらには不正打刻や処理漏れなどをシステムが自らを通知してくれる「プッシュ通知機能」、インターバル規制やテレワークなど多様な働き方に対応した集計機能も多くのシステムに実装されています。
今後はAIを用いた予測モデルや人材管理との組み合わせなど、インテリジェンス化が加速するでしょう。
3つの導入タイプごとに徹底比較
ここまでは、勤怠管理システムの基本とトレンドをご説明いたしました。ここからは皆様が比較検討されやすいよう、勤怠管理システムを3つの導入タイプに整理してご紹介いたします。
- クラウドタイプ
- オンプレミスタイプ
- タイムレコーダータイプ
機能やコストを比較しながら、自社にぴったりな勤怠管理システムをみつけましょう。
クラウドタイプ
クラウドタイプはインターネット上にあるサーバーで動作するシステムを利用するタイプで、大きく「プライベートクラウド」タイプと「パブリッククラウド」タイプに分かれます。
「プライベートクラウド」タイプはサーバー本体や設置場所がクラウド上にあるのみで、その他はオンプレミスタイプ同様クローズドな運用となるため、ここでは「パブリッククラウド」タイプをご説明いたします。
「パブリッククラウド」タイプの最大の特長は、インターネット回線を通じて提供されるアプリケーションを「利用する」運用となる点です。利用人数に応じた課金体系のため、使いたいときに使う分だけ利用することができます。またインターネットへ接続する環境があれば、例えば社外でモバイル端末から操作することも容易であり、勤怠管理との相性は抜群です。
それでは代表的なクラウドタイプの勤怠管理システムを5つご紹介しましょう。
CC-BizMate(シー・シー・ビズメイト)
■URL
■提供会社
株式会社クロスキャット
■概要
CC-BizMateは工数入力もできる勤怠管理クラウドサービスです。
勤怠管理サービスにも関わらず工数管理機能を標準搭載という点が最大の特長です。
また、1日の勤務の内訳として工数を入力する仕組みのため、勤怠と工数を別のシステムで入力する煩わしさから解放されることでしょう。
さらにシフト管理や打刻管理、各種集計といった基本機能に加え、残業予測や安否確認といった一歩進んだ機能も充実しております。
■特徴
- 勤怠と同時に簡単工数入力
- 工数集計およびCSV出力機能
- クラウド型サービス・充実の勤怠管理機能
- スマートフォン、従来型携帯対応
■価格
- 初期導入費\150,000~
- 50ユーザー\20,000/月、追加50ユーザー\5,000/月
KING OF TIME(キングオブタイム)
■URL
■提供会社
株式会社ヒューマンテクノロジーズ
■概要
導入実績No.1(9,500社60万人が利用)の勤怠管理クラウドサービスです。
パソコンが苦手な方でも簡単、全従業員がストレスフリーで使うことができます。
■特徴
- お客様の環境に合わせた多彩な打刻機器をご用意
- 充実した運営管理体制
- 様々なクラウド型の人事関連サービスと連携する事が可能
■価格
- 初期導入費\0(※初期契約費用は必要なく、導入拠点数分の打刻機器代のみ)
- 1ユーザー\300/月
jinjer(ジンジャー)勤怠
■URL
https://hcm-jinjer.com/service/kintai/
■提供会社
株式会社ネオキャリア
■概要
簡単導入・簡単操作できる勤怠管理クラウドサービスです。iBeacon/GPS/チャット連携やカメラ撮影など、多彩な打刻機能も対応しています。
■特徴
- 多様な打刻方法に対応
- 管理画面も含め、マルチデバイスに完全対応
- AIによるエンゲージメントアラート機能
■価格
- 初期導入費\0
- ・1ユーザー\200~/月
JOBCAN(ジョブカン)勤怠
■URL
■提供会社
株式会社Donuts
■概要
勤怠データを一元化し、あらゆる業務を自動化する勤怠管理サービスです。
5名から1万名まで20,000社に導入実績があります。
■特徴
- 多様な打刻方法に対応
- シフト管理、出勤管理、スタッフ管理、データ集計が簡単に行える
- 医療機関に特化した機能あり
■価格
- 初期導入費\0
- 1ユーザー\200~/月※シフト管理、休暇/申請管理、工数管理はそれぞれ1ユーザー+\100/月
CLOUZA(クラウザ)
■URL
■提供会社
アマノビジネスソリューションズ株式会社
■概要
誰でもカンタンに操作ができる勤怠管理クラウドサービスです。
タイムレコーダーとの連携はできませんが、PC・スマホ・タブレット等エントリーする端末を自由に選ぶことができます。シンプルな機能を求めている企業様にお勧めです。
■特徴
- アプリでも使える簡単操作
- スマートフォン、タブレットも使えるマルチデバイス対応
- 主要な給与計算ソフトと連携
■価格
- 初期導入費\0
- 1ユーザー\200/月
※想定利用人数 1~500名
オンプレミスタイプ
オンプレミスタイプは自社に設置したサーバー内で動作するアプリケーションとなります。
操作はWebブラウザもしくはクライアントアプリケーションで操作します。
自社内でクローズした環境で運用できるため、データが手元にある安心感がある一方、サーバーやバックアップシステムなどの導入および維持にコストが必要となります。
それでは代表的なオンプレミスタイプの勤怠管理システムを2つご紹介しましょう。
リシテア
■URL
http://lysithea.jp/service/job/
■提供会社
株式会社日立ソリューションズ
■概要
業種・規模を選ばず、多様な雇用形態・勤務形態に対応できる就業管理システムです。ダイバーシティ(人財と労働環境の多様化)と働き方改革、健康経営に柔軟で俊敏に対応します。機能や設定パラメータが豊富で、管理対象者が500名以上の規模の会社様にお勧めです。
■特徴
- タブレットやスマートフォンなど多様な登録手段
- 入退館記録、PCログオン/オフ時刻など客観的な記録と連携可能
- 長時間残業者や年休の低取得率者などの豊富な集計機能
- 4,000以上のパラメータで多様な勤務形態に対応
■価格
- 要お問い合わせ
TimePro-XG就業
■URL
https://www.tis.amano.co.jp/product/employment/integrated/
■提供会社
アマノ株式会社
■概要
労務時間を適正に把握し、出退勤の打刻の収集から修正、集計までの業務効率を大幅に省力化する勤怠管理システムです。豊富なタイムレコーダーとの連携やシフトオプションやタイムレコーダー連携などの組み合わせで幅広い業種にマッチします。
■特徴
- ワークフローやアラートなどの労務コンプライアンス機能で長時間労働を削減
- 「就業週報・月報・年報」「休暇データ一覧」など労働行政にも対応できる労務管理書類出力機能
- 迅速な労務情報の把握・分析で経営戦略を支援
- TimePro-XGシリーズ「就業」「給与」「人事」「入室」間でマスターの一元化・統合管理が可能
■価格
- \480,000~
タイムレコーダータイプ
専用のタイムレコーダー端末へICカードをかざして打刻するタイプです。PC(パソコン)の操作が苦手な方でも安心してお使いいただくことができます。まずは紙のタイムカードから卒業したい企業様にぴったりです。
ここでは代表的なタイムレコーダータイプの勤怠管理システムを2つご紹介いたします。
Touch On Time(タッチオンタイム)
■URL
https://www.digijapan.jp/products/tot/
■提供会社
株式会社デジジャパン
■概要
導入企業数7,300社以上、ご利用ユーザー様51万人以上の勤怠管理クラウドサービスです。
専用のタイムレコーダーでPC(パソコン)を使わずにご利用することができます。
■特徴
- PC(パソコン)不要の専用タイムレコーダーを提供
- 出勤情報をリアルタイムで確認できる。
- 勤怠シフトの作成・管理が簡単に行うことができる
■価格
- 初期導入費\0
- 1ユーザー\300/月
- Touch On Time(タッチオンタイム)タイムレコーダー: 1台\89,800(税別) ※月額\2,200でレンタルも可能
Teletime Z(テレタイムZ)
■URL
http://xronos-inc.jp/products/teletimeZ/index.html
■提供会社
クロノス株式会社
■概要
インターネット接続するのみでオフィスに簡単設置できるタイムレコーダー製品です。
勤怠管理や集計は、別途勤怠管理システム「Xronos Performance(クロノス パフォーマンス)」が必要となりますが、メッセージボードや打刻漏れ通知など機能が豊富であるため、ここでご紹介致します。
■特徴
- 3つのレイアウトから選べる時計画面
- 打刻漏れを通知
- メッセージボード
- 出勤/退勤時の音声メッセージ
- お弁当のオーダー・集計機能
■価格
- スタンダードタイプ(IC): 1台\320,000(税別)
- (参考)クロノスPerformance with SQL: \280,000~(税別)
最適な勤怠管理に出会う3つのポイント
ここまで導入タイプ別に比較して勤怠管理システムをご紹介いたしました。
最後に皆様が最適な勤怠管理システムにめぐり合うための3つのステップをご紹介します。
資料請求で製品の特長を理解
まずは自社の課題を解決できそうな商品を絞り込みましょう。
もちろんコスト(毎月、年間、5年間など)も忘れずにチェックしましょう。
オプション機能や機器のコストなど、付加的な費用はとくに見落としがちです。
無料体験をフル活用
多くの商品がすべての機能を無料体験できるプログラムを用意しています。
車を買うときに試乗することと同じで、システムも使って初めて気づくことは非常に多いので、積極的に活用しましょう。
体験期間は営業日以外も含めて30日間が一般的です。余裕をもったスケジュールで試してみましょう。
セールス担当へアプローチ
自身で調べる時間はコストです。
細かい疑問点は直接セールスへアプローチして素早く解決しましょう。
資料からは読み取れない情報は意外に多いものです。
TEL、メール、チャット、訪問説明など、ご自身に合った手段でアプローチしましょう。
クラウド型勤怠管理システムなら、CC-BizMate
- 労務リスクを軽減し、働き方改革を実現したい
- 集計作業や給与計算の効率化によるコスト削減を実現したい
- 導入コストが安い勤怠管理システムを探している
そうお考えであれば、ぜひCC-BizMateの導入をご検討ください。
勤怠管理についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もお読みください。
参考: